背すじをピン!と「二年後」問題
今日は火曜日ですね。ということは、昨日は月曜日でした。(当たり前だ)
月曜日といえば、週刊少年ジャンプの発売日です。
普段なら仕事終わりにジャンプを読んでルンルンだったところなんですが。。
今週ばかりは、これについてモヤモヤした気持ちを吐き出しておかねば寝ることもままならない…おかげで昨日うまく寝れなかったよ…!
というわけで、表題の『背すじをピン!と「二年後」問題』です。
先週までなんの前振りもなかったところに、急に時間をすっ飛ばして「二年後」が描かれた今週号の背すじをピン!と。
おかげでTwitterやら2chやらその他ブログ等が一気にザワついていましたね。。
展開的に「打ち切りだろう」とする声が多いんですが、「そんな…まさか…!きっとまだ続くよ…!」という希望を残して置きたく、ここに記しておきます。
(まぁ私がここで何を喚こうが物語の行く末に何も影響しないんですが、ひとまず今週の自分のメンタル安定のために書いておきます。笑)
正直、今週号だけでは、あと数週で終わるのかそれともまだ続くのか、確実なことは言えません。(時間が飛んだことで「打ち切りだ」って決めつけているそこのあなた、まだ分からないですよ!笑)
ただ個人的には、8:2くらいでまだ続くのでは無いかなぁと予測してます。
理由は、ずばり「物語上、時間を飛ばすのがベストだったと思うから」です。
(まぁ当然シロート考えの範囲内ではですが)
以下、つらつらと根拠を。
「つちわた2年生編が読みたかった」という類いの意見は多く目にしましたし、実際私もその気持ちは分からなくも無いんですが、実際に2年生編がどうなるのかを考えてみると、結構大きな問題にぶち当たるんですよね。
仮に、つちわた達の1年生後半〜2年生編を順を追って描こうとした場合。
日常シーンに限れば、きっと横田先生もこれまで通り面白くしてくれると思うんですよ。ひらりんの新パートナー、つちわたのラテン挑戦、八巻の部長っぷりなどなど、ネタもそれなりにありそうですし。
問題は、日常から試合シーンへの繋がり。
これまでを振り返ると、日常シーンで散りばめた様々な心情描写を、試合シーンで回収する形で物語が進んできたと思うんです。
しかし、つちわた2年生編を描こうとすると、日常シーン→試合シーンという流れにおいて「これまで程の密度や新鮮さを保ったまま話を結実させる方法」、言い換えると物語としての「解」が、おそらく、無い、もしくは限りなく無いに等しいのでは。と思うんですよ。
(繰り返しですが、シロート考えの範囲内では、の話ですがね)
部長ペアの長年のわだかまりは先日までの大会ですっきり解消。
部長の卒業とともに、八巻ペアは部長や咲本チャンプという当初からの強大な目標がいなくなってしまうことになり(少なくとも八巻が高校生のうちは挑めなくなった?)。
主人公の土田ペアについては、いくら頑張ったとしても御木ペア・宮大工ペアに2年生の段階で肉薄させてしまうのは、これまで丁寧に描いてきた成長物語から急に逸脱してしまう感が拭えない。
以上のことを考えると、日常シーンからの地続きで試合シーンを膨らませるための手段が、展開的にかなり限られてしまうと思うんですよね。
たぶんネタが全く無いわけではないけれど、数としては限りなく少なく、下手すると単なるこれまでの焼き直しになったり、冗長になったりする懸念が大いにあったと思うんです。
となると、今後も試合シーンを密度を持って描くためには、今週号で描かれたように、それぞれのペアがきっちり「次のステージ」に以降できるだけの時間を経過させる必要があったと思うし、だからこその「二年後」だったのでは、と思います。
言い換えれば、物語的な最適解が二年後だったと。
今週の「二年後①」で紹介された、
土井垣組の海外挑戦、プロとして歩み始めた八巻組の挑戦。
そして「二年後②」以降で描写されるであろう、つちわた・ひらりんの挑戦。
(おそらくメインは「3年目の集大成として御木ペア・宮大工ペアの様な十年選手たちに挑む」になるんでしょうか?)
という様に、主要キャラ達の次のステージを描くにあたり、どのキャラにとっても1番ベストタイミングになるのが二年後だったんじゃないかと、そう思います。
(流石につちわたコンビまで卒業してたら「部活動青春ストーリー」ですらなくなってしまうので(笑)、『ギリギリ一杯まで時間を進めた結果が二年後だった』、とも言えるのかもしれません)
そして時間を飛ばすことのもう一つ良い点が、要所で回想シーンを使って、つちわた2年生時の出来事を描写できることですね。
回想であれば、必要に応じて特定のイベントのみを描くことができるので、冗長にさせることもなく済むでしょうし。
その辺りの横田先生の手腕については、これまで今作で描かれた物語を思えば疑う余地がないので、楽しみでしかないですね。
(比較的最近の中では、金龍院さんの病弱だった頃の様子からの「最も優しいリード&フォロー」の流れは出色の出来でしたね。。
他のキャラクターの回想を用いての描写もどれも素晴らしく、そのキャラクターのことがより好きになってしまうものばかりでした。)
たしかに普通なら、ジャンプの部活動モノで前触れもなく「二年後」とかやったら打ち切りフラグかと思うところではあるんですが。
でも横田先生、これまでもこの作品の中で「うわぁここでそう来るか〜」と思わせつつ、それでいてこれ以上無いくらい綺麗に纏められたお話を紡いできてくれたので、きっと今回のもその類いだと思っているのですよ。
というわけで。
『時間飛ばしたのはきっと物語的に必要だったからであって、きっと今後数週で終わることはない。完結はまだまだ先!』
というのが個人的見解です。「そうあってほしい」という希望が多分に含まれた予測ですが。笑
一体これからどうなっていくんでしょうかね。
ひとまずは、次にどんな展開を見せてくれるのか、来週の月曜日までワクワク(+ドキドキヒヤヒヤ)しながら待ちたいと思います。まる。
(これで来週いきなり終わっちゃったらどうしよう。。汗
どうか終わりません様に!)